この記事では、教育費シミュレーションシートを使った教育費のシミュレーション方法について紹介します。
教育費って、子どもがいれば絶対に必要になるお金ですけど、いくらをいつまでにどうやって貯めていけばいいか、よくわかりませんよね。
しかし、今回解説する「教育費シミュレーションシート」を使うと、いつまでにいくらをどうやって貯めるかがわかるようになりますよ。
「教育費シミュレーションシート」は、無料でダウンロードできるようにしてありますので、試してみてくださいね。
そうなのです。シートを使う前に、教育費の考え方について少し学んでもらう必要があります。
しかし、ここで学んでもらえると、ご自分のマネーリテラシーが高まりますし、しっかりと納得して教育費の計算をすることで、今後の安心につながります。
なので、少しだけがんばってみてください。
この記事での教育費の考え方
最低限これはチェックしよう!おすすめ書籍とおすすめ動画
まず、この記事での教育費の前提となる考え方ですが、次の書籍と動画を基にしています。
- 『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』横山光昭
【足りなくなった原因は何?】教育資金を準備する方法【両学長 リベラルアーツ大学】
教育資金(学費)を準備するのにおすすめのつみたてNISAファンド3選
教育費は、イニシャルコストとランニングコストに分けて考えよう
イニシャルコスト
- 学校の入学時にまとめてかかるお金のこと
- 例)入学金、制服代など
ランニングコスト
- 毎月かかる教育費のこと
- 給食費、授業料など
ランニングコストについては、毎月の生活費から支出します。
そして、一度に大きなお金がかかるイニシャルコストについては、貯金・投資・学資保険などで貯めていきます。
教育費のイニシャルコストの貯め方
それは、貯金、投資、学資保険です。
学資保険は実はこんな落とし穴があるんです。
- 利回りが低すぎる
- 保障が少なすぎる
- インフレに対応していない
- 途中解約で元本割れのリスクがある
両@リベ大学長『本当の自由を手に入れるお金の大学』朝日新聞出版2020
以上の理由で、学資保険はおすすめできません。
インフレにも対応できる投資と確実にお金を貯めていく貯金の併用が一番のおすすめです。
【教育費シミュレーションシートの使い方】教育費を試算してみよう!
教育費シミュレーションシートのダウンロード方法
❶まず以下のリンクをクリックする
❷ダウンロードをする
- ファイル → ダウンロード → Microsoft Excel
❸Excelで開く
- 画面左下矢印 → 開く
❹Excelでの編集を有効にする
- 「編集を有効にする」をクリック
❺自分のパソコンに保存する
- ファイル → 名前を付けて保存
- ご自分のパソコンのわかるところに保存をしてください
教育費シミュレーションシートの入力の仕方
下の方に動画での説明もあります。細かいところは文章にしきれないので、動画を見た方がわかりやすいかもしれません。
事前準備
- 教育費の準備の仕方を決めておく(貯金、投資、学資保険)
- 幼稚園・小学校・中学校・高校・大学のそれぞれを公立にするか、私立にするか
- 現段階の貯金額を把握しておく
❶【イニシャルコスト&大学授業料】の欄を入力する
- 「イニシャルコスト参考金額」を参考にしながら、幼稚園~大学までのイニシャルコストを入力してください
- 大学授業料はイニシャルコストではありませんが、金額が大きいためランニングコストではなく、イニシャルコストとして用意したい方は授業料も入力してください
- すでに教育費の貯金がある方は、「現時点」の【教育費合計】に貯金額を入力しておいてください
❷児童手当を【毎月児童手当貯金】か【毎月児童手当投資】か【毎月児童手当学資保険入金】に割り振る
- まずは児童手当の扱いを決めます
- 児童手当は0~3歳までは月15000円、4~15歳までは月10000円もらえます
- 投資は年利3%の計算となっています
❸教育費合計を見ながら、【毎月貯金】【毎月投資】【毎月学資保険入金】に金額を入力していく
- 22歳時点での教育費合計がマイナスにならないように、金額を入力していきます
- 毎月家計からいくら支出できるか、バランスを考えながら入力してください
- 足りない場合は、進路の再検討をする、奨学金を借りる、収入を増やすなど、様々なルートを模索してみるとよいと思います
- 投資は年利3%の計算となっています
動画での説明はこちら
教育費シミュレーションシートからわかること
教育費シミュレーションシートを入力していくことで、以下のことが分かるようになります。
- 子どもの進路の想定
- 現在の教育費の状況
- これからいくら教育費が必要なのか
- 月々いくらずつ、貯金・投資・保険に入金してけばいいのか
教育費を捻出するのヒント…固定費の削減
それは、固定費の削減です!
これはなかなか大きな金額になるんです!
家庭によっては年間数十万の削減となります。
- 無駄な保険の解約
- 格安シムの利用
- 電力会社の乗り換え
- 賃貸物件の家賃を下げる
- 節税をする(ふるさと納税など)
最初は手続き等で面倒ですが、一度やってしまえば、日常生活を変えることなく大きな倹約をすることができます。
具体的な方法については、こちらの書籍がおすすめです。
本当の自由を手に入れる お金の大学 〔両@リベ大学長〕
まとめ
今回は、教育費をいつまでにどのくらい用意すればいいかを考えることができる、教育シミュレーションシートの使い方について解説しました。
教育費について学ぶのにおすすめの書籍と動画は
- 『手取り20万円 子育て家族の貯金の教科書』横山光昭
- 【足りなくなった原因は何?】教育資金を準備する方法【両学長 リベラルアーツ大学】
- 教育資金(学費)を準備するのにおすすめのつみたてNISAファンド3選
教育費を考えるには、イニシャルコストとランニングコストに分けて考えることがおすすめです。
- イニシャルコスト…学校の入学時にまとめてかかるお金のこと
- ランニングコスト…毎月かかる教育費のこと
イニシャルコストを貯める方法は、貯金、投資、学資保険の3つ。
しかし、学資保険はあまりおすすめしません。その理由は、以下の4つ。
- 利回りが低い
- 保障が少ない
- インフレに対応してない
- 途中解約で元本割れのリスクがある
なので、この記事では貯金と投資の併用をおすすめしています。
しかし、自分に適した考えは人それぞれなので、きちんと知って納得した方法を取ってくださいね!
教育費シミュレーションシートのダウンロードはこちら↓
教育費試算シートの使い方はこちら↓
教育費を捻出するのにおすすめの方法は固定費の削減です!
- 無駄な保険の解約
- 格安シムの利用
- 電力会社の乗り換え
- 賃貸物件の家賃を下げる
- 節税をする(ふるさと納税など)
固定費削減の具体的な方法についておすすめの書籍はこちら↓
- 『本当の自由を手に入れる お金の大学』両@リベ大学長